【珍事】20億円の価値がある車が動かなくなりレッカー移動される事態に!
日本の「スーパーGT」に参戦し、レーシングカーとして引退後に改良され、ナンバーを取得して一般車両となった事でも話題となった[マクラーレンF1 GTR]にまさかの事態‼
【画像】フランス人アマチュアレーサー:フランソア・ペロード氏が所有するマクラーレン F1 GTR
マクラーレン F1 GTRに起きた珍事とは⁉
ポルシェ「カレラGT」やフェラーリ「488ピスタ」といった高級車のクルマ好き仲間で集まる事になったため、ペロード氏はマクラーレンF1 GTRを出す事にしたのですが、ガソリンがほぼ空だった為、ガソリンスタンドに立ち寄り、給油後に発進させようと操作開始。
しかし、まったくエンジンが かからなくなってしまい、普段からメンテナンスを依頼している(1995年にル・マン24時間に参戦し優勝経験の有る) ポール・ランザンテ氏に電話したところ、近くに居るという事が解かり、来てもらう事にしたと言う。しかし何をしてもエンジンが始動せず、トラブルの原因を発見できなかったため、そこでレッカーを依頼し、ショップで詳しく原因を調べることに!。
そこで発覚したのが、軽油(ディーゼル)を誤って給油していたことが判明。
オーナー曰く、マクラーレン「F1 TDI」だ!
ディーゼル給油ノズルは綺麗で匂いもさほどなかったことから、一緒にガソリンスタンドに居合わせた仲間たちもペロード氏も、まったく気づかなかったという。
ペロード氏は、ジョーク交じりでインスタグラムに「ゴードン・マレーは一切の妥協することなく完璧なクルマを作った……が、ディーゼルで走れるようにはしていなかった」とコメントし、これでは「GTRではなくTDIだ」ともコメント。
ディーゼル抜きの作業後、ランザンテのショップ側が給油口に「フランソア・ノー・ディーゼル!」というステッカーをジョークで貼っていたという。
20億円相当の価値がある車両に、ステッカーを貼れても、笑って許しているペロード氏は、自分が他界した際に、お悔みにこのように書かれるだろう、
「ここに眠るFP(フランソア・ぺロード)は良き夫、良き父、真のクルマ好き、WEC複数回優勝者でル・マン24時間優勝者。それ以上に、マクラーレンF1 GTRにディーゼルを給油した唯一の人物」ともコメントしています。
世界で19台の貴重なカスタムカー
マクラーレンF1 の流通価値は10億円ほどで取引されていて、これまでに64台生産されていますが、GTRはレース仕様車ベースであり 1995年に9台、1996年に10台のみの生産車で、スパルタン仕様のGTRになると、20億円ほどの価値があるといわれている車両です。
いやはや、凡ミスとは言え、規格外の出来事に ただただ唖然となる珍事でした。
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