「ゆっくり茶番劇」商標登録騒動解決か⁉
2022年5月15日に「ゆっくり茶番劇」という言葉を商標登録した(柚葉)氏が「本来の目的をまっとうする事が困難になった為」として(柚葉)氏が所属するライバーコミュニティ「Coyu.Live」は、5月25日(柚葉)氏が商標登録の抹消申請を行うと発表!。
この背景には、ネット民と呼ばれるユーザーからの声や書込みにより、実害が及んだ為と思われます。
「ゆっくり茶番劇」とは⁉
そもそも「ゆっくり茶番劇」という言葉は、ニコニコ動画やYouTube動画の中で使用されているアニメなどのキャラクターに音声合成ソフトを使い、解説などをしている動画チャンネルの事を言います。
キャラクターとして[ゆっくり霊夢]と[ゆっくり魔理沙]が有名なのですが、その他にも「ゆっくり解説 や ゆっくり実況」などの動画チャンネルに使われていて、2体のキャラクター同志が会話をしながら茶化し合う様な動画配信の事をまとめて「ゆっくり茶番劇」と言われています。
商標登録抹消へ
YouTubeやニコ動をよく見る方は、一度は目にした事の有る言葉だと思いますが、この言葉を(柚葉)というユーチューバーが、商標登録をしたと発言したことで「キャラクターや言葉を世に出した訳でもない1ユーチューバーが商標登録するとは、何事だ!」と騒ぎになり、騒動が大きくなったことで、ユーカリが丘のローカル線が一時的に運転見合わせをするところまで、騒動が発展してしまいました。
この騒動に対し(柚葉)氏は、5月16日に[使用料10万円は撤回します]とコメントを行いましたが[商標の権利]は、維持したままであることから、騒動は納まらず 、これを受け、ドワンゴは5月23日に「ゆっくり」関連の用語を商標出願を行うと発表し、柚葉氏と交渉を行うと共に「ゆっくり茶番劇」という言葉は動画ジャンルを指す言葉の1つとして認識しているとし、動画投稿サイトのプラットフォーマーという立場に加え、取扱うジャンルが商標登録されてしまったという点では、この問題の当事者でもある為、対応を行うとコメントした。
ドワンゴ発表内容
・商標権の放棄交渉
・「ゆっくり茶番劇」の商標登録に対する無効審判請求
・使用料を請求されてしまった方への相談窓口の設置
・商標登録による独占の防止を目的とした「ゆっくり」関連用語の商標出願
その後(柚葉)氏が、5月25日に「商標登録の抹消申請を行う」という流れとなりましたが、柚葉氏が所属するライバーコミュニティ「Coyu.Live」が 21日に、柚葉氏が23日から放棄手続きを開始する意思を示したと伝えた事に対し、ドワンゴは現時点で、商標取得者が商標取得を発表した柚葉氏と同一人物であるとの確認が出来ておらず、商標権が、まだ放棄されていないということから、商標取得者と接触したうえで、交渉を進めたいとしています。
ドワンゴは「ドワンゴが権利行使をするために出願するわけではございません」ともコメントしています。
なぜ!商標登録できたのか⁉
商標登録とは、商品名やアイテムなどに対し 他者が金銭を稼ぐ事が出来ない様に特許をとる事を言い、特許を取った者や企業だけが金銭を得る事が出来るというシステムです。
通常、特許庁は一般に広く知られている言葉や類似アイテムやアイディアに対し、特許を取得させる事はしません。
今回の騒動に対して特許事務所側は、これほどまでにネット上で浸透している言葉である事を把握できておらず、特許庁に確認して申請をしたら認定されたとの事でした。
では特許庁はなぜ認定してしまったのでしょうか?
1つ言えるとすれば、情報が多様化されている事で世代間の認識が甘かったと言えるのでは ないでしょうか?。
とは言え、ラジオ・テレビ・雑誌 ・ネットといった情報源に対し現在では、SNS・ティックトック・YouTubeといった、若い世代の多様化する情報源をすべて対応するには難しすぎるのに対し、さらに一部のキャラクターやYouTubeのジャンルまで調べつくすのは至難の業とも言える事も有るのではないでしょうか⁉
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