夏の必需品、冷蔵庫を選ぶポイントを紹介

後悔しない冷蔵庫選び

夏に限らず我々の心臓と同様に365日24時間 動き続けている冷蔵庫、今や最新の2ドア冷蔵庫で90L前後の商品でも 15,000円程度の価格で販売され、型落ち(アウトレット)でも13,000円ほどします。
とは言え90Lクラスの冷蔵庫は容量が小さいため、普段使いの冷蔵庫としてはあまり入りません。
90Lクラスをイメージするとしたら、旅行に行った先にある小さい冷蔵庫のサイズ程度!

「~うっ~ん!解りにくい・・・かも?💧」

1人暮らしにおすすめとされる冷蔵庫のサイズは130L以上と言われていますが、そのサイズになると 25,000円から30,000円近くになってしまいます。

中古という選択肢

そこで中古の冷蔵庫という選択肢になるのですが、中古とは言え130L以上となると、新しめの年式でも2万円から2万5千円ほどします。

さらに中古といえば前のオーナーの使用状態によるキズやニオイが気になる方もいると思います。
そのためネットでの購入をためらうという方もいるのではないでしょうか。
ある程度のニオイは庫内が冷えることにより臭わなくなりますが、キズやパッキンの状態は文字だけで認識するのは難しいと思います。

もし、お近くにリサイクルショップでもあれば、実際に足を運んで確認し購入を検討することも可能なので、出かけてみるのも良いと思います。

【省エネ基準】
ちなみに、2025年8月時点での省エネ基準は2021年度が水準となっているため、2021年以降の冷蔵庫を選ぶことができれば電気料金もあまり気にならないと言えるでしょう。


冷蔵庫選びのポイント

毎日の暮らしを支える冷蔵庫は、ただ食材を冷やすだけでなく、家族の食生活やライフスタイルに深く関わる大切な家電です。新しい冷蔵庫を選ぶときは、見た目や価格以外にも、使い勝手や省エネ性能、設置場所との相性など、いくつかのポイントをしっかり押さえておきたいと思いませんか?。

冷蔵庫は「食材を保管する宝箱」だからこそ!基本的なチェックポイント長く快適に使える一台を,後悔しないために知っておきたい基本的なポイントをチェック!!

🧊一人暮らし&家族向けの冷蔵庫選びのポイント

冷蔵庫を選ぶポイントとしては(自炊をする しない)によって変わってくると思います、例えば、毎日自炊をする人は食材も毎回買いに行くため容量は少なくて良いでしょうし、1週間分の食材をまとめ買いする人は、容量が大きいタイプが良いともいえます。

冷凍食品が多い人は冷凍庫が広いタイプが良いのですが、同様に冷蔵室の容量も大きくなるため冷蔵室の空間がもったいなく感じるかもしれません。その分、飲み物を冷やすという方なら大きめの冷蔵庫がよいともいえるでしょう。

また、お弁当屋お惣菜がメインの人は弁当や惣菜の容器が,かさばるため、冷蔵室の容量が広い方が良いと言えます、ただ冷凍室に入れるものがないという方は、冷凍食品のパスタやアイスといった、弁当+もう一品、またはデザートを入れておくスペースとして使用することもできます。

そのため、目安は人それぞれと言う事になりますので、必要な容量は食生活のスタイルを考慮して選ぶと良いでしょう!

以下のようなサイズは一般的な目安として参考にしてみても良いと思います。

🏠 一人暮らしの冷蔵庫選び|ライフスタイル別容量目安

ライフスタイル 容量目安 特徴・使い方
ほぼ外食派 90〜120L ほぼ冷蔵庫を使わない派の人は小さめでもOK
ほぼ毎日自炊派 140〜180L 冷凍食品が少なく庫内回転率が速い人
自炊+作り置き 180〜230L以上 作り置きや冷凍保存がメインの人
ため置き派 180〜230L以上 弁当・惣菜・冷凍食品をまとめ買いするスタイルの人

補足説明
ほぼ外食派: (1~3日分)くらいの飲み物や弁当・お惣菜を入れておく程度なら90〜120Lで十分。
ほぼ毎日自炊派: 自炊する派の人は庫内回転率が速いため140〜180Lあたりが適切。(冷凍食品を買い溜め派は対象外
自炊+作り置き派: 冷凍保存がメインの人は、タッパー容器など、かさばるため冷凍室の容量が広いタイプが理想的。
ため置き派:1週間分の食材(弁当・惣菜・冷凍食品)をまとめ買いすると入れ物がかさばる為、180〜230L以上の容量が理想的

🗣️ 口コミ例:「週2回の自炊派ですが、140Lの冷蔵庫にしたら冷凍庫が小さくて後悔。180Lにしておけばよかった…」(20代男性)


👨‍👩‍👧‍👦 家族向け冷蔵庫選び|チェックすべきポイント

冷蔵庫を選ぶときは、使いやすくて長く使える一台を見つけたいものです。食材をたっぷり保存する方なら、大きめで冷凍室が充実しているタイプを選ぶと良いでしょうし、普段自炊をせず、外食が多い2人暮らし程度の方は、容量の小さいタイプでも良いと思います。

その他、大きいサイズを選びたいという方は、容量だけでなくデザインや使い勝手、機能なども考慮して選ぶのも良いと思います。

選ぶポイントの目安として一般的とされるサイズは以下のとをりとなりますが、上記で述べた内容を考慮して選ぶと良いでしょう。

チェック項目 内容
容量 1人から2人、3人以上やため置き派
扉の開き方 設置場所に合わせて選択
設置スペース 搬入経路や設置場所しだい
消費電力 電気料金を抑えたい人
冷凍室・野菜室の位置 使い勝手で選ぶ
追加機能 急速冷凍・脱臭・AIなど、機能で選ぶ
デザイン 見た目重視の人

容量の確認: 家族の人数、また自炊の頻度に合わせて必要な容量をチェック。目安としては、一人暮らし以上の場合180〜230L、3人以上の家族だと350L以上が理想的。
扉の開き方: 設置場所に合わせて扉の開き方、右開き、左開き、観音開きなど、使いやすい開き方で選ぶ。
設置スペースと搬入経路: 冷蔵庫の幅や高さだけでなく、放熱のために側面や背面にスペースが必要。搬入経路も忘れずに確認!
消費電力: 年間消費電力量が少ない省エネモデルを選ぶと、長期的な電気代節約につながる。
冷凍室・野菜室の位置: よく使うものが取り出しやすい配置かどうか。例えば、野菜室が真ん中にあると腰をかがめず便利です。
追加の機能: 急速冷凍、脱臭フィルター、音声操作など、ライフスタイルに合った機能があるかを確認。
デザインやカラー: 見た目の好み!キッチンの雰囲気に合ったデザインや色で選ぶとテンションが上がる事もあると思います。

🗣️ 口コミ例:「野菜室が真ん中にあるタイプにしたら、腰をかがめずに使えて快適!」(30代主婦)


🏷️ 国内人気メーカー別で選ぶ

冷蔵庫を選ぶ際のポイントとして容量も大事ですが、冷蔵庫自体の機能やこだわりのメーカーで選ぶのもポイントのひとつと言えます。
例えば、静かな冷蔵庫を探してるなら、パナソニックが頭一つ飛び抜けていると言えるでしょう。

特に「NR-B16C1」や「NR-B18C1」は、モーター音(運転音)が、最小で19dB(デシベル)!という静けさとされ「無音に近い音」と言われています。

他にも静音性が高いメーカーとしては:
三菱電機:20dB~22dBのモデルが多く、寝室にも置けるレベルとされます。
シャープや東芝:23dB前後のモデルが主流ですが、上位メーカーに劣らないくらい静音設計を意識しています。

静音性を重視するなら、21dB以下が目安と言えます。寝床のあるワンルームで使うなら、特に気にしたいポイントではないでしょうか!

冷蔵庫の世界シェアで16年連続1位という実績があるハイアールのモーター音(運転音)は、35dB〜42dBくらいで、これは一般的な運転音の範囲とされています。

また、ハイセンスやイリスオーヤマも25~28dBくらいではありますが、コスパ重視で選ぶなら選択肢としても良いと言えるのではないでしょうか。

ハイセンスは「壊れやすい」と、言われてたこともありましたが、近年のモデルは品質も向上しており、基本性能はしっかりしていて、価格も手頃ということもありコスパ重視の人にはおすすめです。

各メーカーの一般的なイメージ

三菱電機 信頼性と堅実さがうり。エアコンや冷蔵庫などで「長持ちする」「壊れにくい」と評判。技術力は高く、業務用でもよく選ばれているメーカーです。

パナソニック 「家電といえばパナソニック!」と、言われるほどの老舗メーカーで、環境や健康への配慮も強く信頼感があり、機能性やデザイン性も人気があります。バランスが良いと評価が高く、幅広い層に人気。

日立 技術力に定評があり、性能重視の人に好まれる傾向もあります。特に洗濯機や冷蔵庫での評価も高い信頼感のあるメーカと言えるでしょう。

シャープ 独自技術に強いメーカーで、プラズマクラスターや液晶テレビの先駆けとも言えます。近年はスマート家電にも力を入れており、オシャレ路線も取り入れているメーカーと言えます。

東芝 テレビや炊飯器などで根強いファンがいる、昔ながらの家電メーカーといった感じでしたが、近年では海外技術も取り入ており、コスパ重視や製品機能重視の方などの人気も、しっかりキープしている印象。

各メーカーのブランド(技術と特徴)で選ぶ

人気のブランドとしては、三菱電機やパナソニック、日立、シャープ、LGなどが挙げられることが多いですが、それ以外のメーカーにもそれぞれ良い機能やデザイン性もあります。

人気の高いメーカーには、それぞれ省エネ性能や便利な機能が特徴的。
たとえば、三菱電機の「切れちゃう瞬冷凍」や、パナソニックの「ナノイー技術」など、日常を快適にしてくれる機能が満載です。

各メーカーの魅力がギュッと詰まっています!どれも同じ目的の機能が多いのですが、それぞれの技術には違いがありますので、自分の好みに合わせて選んでみると良いと思います!

メーカー別 技術ブランドと特徴

メーカー名 技術ブランド名 効果
三菱電機 切れちゃう瞬冷凍 -7℃で均一冷凍。ドリップ抑制
パナソニック ナノイー 除菌・脱臭
日立 真空チルド 酸化防止・鮮度保持
シャープ プラズマクラスター 除菌・脱臭
東芝 AG+抗菌仕様 菌繁殖抑制

🍄 冷蔵庫技術:似て非なる機能一覧(消臭・殺菌・急冷・野菜室)

各メーカーの機能性の目的は、同じような昨日があると言えますが、それぞれの技術の違いも知ると面白いと思います。
瞬間冷凍の技術や消臭方法の技術の違い一つとっても違う技術が使われていたり、温度の違いだったりと様々です。

友達や家族との会話にプチクイズとしても使えるかもしれません!

❄️ 急冷・微凍結技術(鮮度を保ちつつ素早く冷凍)

メーカー 技術名 特徴
東芝 おいしさ密封急冷凍 最大氷結晶帯を高速通過し、細胞破壊を抑えて美味しさをキープ
パナソニック はやうま冷凍 アルミプレート+強風で一気に冷却。熱いままでも冷凍可能
三菱電機 切れちゃう瞬冷凍 約-7℃で凍らせて、包丁で切れる状態を保つ。使いたい分だけ取り出せる
日立 クイック冷却 強力冷気で急速冷却。冷凍焼けを防ぎ、鮮度を保つ

🌬️ 消臭・除菌・抗菌技術(庫内を清潔に保つ)

メーカー 技術名 特徴
東芝 AG+抗菌・UV除菌 銀イオンとUV-LEDで菌の繁殖を抑制。脱臭効果もあり
パナソニック ナノイーX 水から生まれたイオンで菌とニオイを抑制。空気も清潔に
シャープ プラズマクラスター 空気中のイオンで除菌・消臭。庫内の空気を清潔に保つ

🥬 野菜室湿度管理(みずみずしさを長持ち)

メーカー 技術名 特徴
東芝 うるおいラップ野菜室 高湿度で野菜の乾燥を防ぎ、鮮度を長持ち
パナソニック シャキシャキ野菜室 適切な湿度で約7日間鮮度キープ。野菜がパリッと保てる
三菱電機 朝どれ野菜室 野菜の呼吸に合わせた湿度調整。みずみずしさをキープ
日立 新鮮スリープ野菜室 野菜の活動を抑えて眠らせるように保存。鮮度長持ち

それぞれの技術は、同じ目的でも違うアプローチで工夫されていることが分かっても、何故っという疑問が浮かんだ方は、もう少しだけ掘り下げて解説していますので、興味のある方は、お読みください。

三菱電機

三菱電機の冷蔵庫は、時短調理にぴったりな冷凍食品の保存に最適です。
・独自の「切れちゃう瞬冷凍」技術により、食品の風味や食感を保ちつつ、解凍時に発生するドリップを抑えることができます。
・「「全室独立おまかせAI」によって部屋ごとの温度管理が可能で、省エネ性能にも優れています。
・独立構造と瞬冷凍技術の組み合わせにより、ニオイ移りや食品の劣化・酸化を防ぎ、清潔に保存することができます。

ドリップとは、肉や魚を冷凍室から出して解凍する際ににじみ出る赤い液体のことで、筋肉組織から染み出た水分や栄養分が含まれています。これは、冷凍や解凍の過程で細胞が壊れることで、ミオグロビンという赤い色素を含むたんぱく質やうまみ成分が外に流れ出してしまうためです。ドリップの流出を防ぐには、氷の結晶を小さくして細胞を壊しにくくする「急速冷凍」が効果的とされており、解凍も冷蔵庫でゆっくり行うことで、うまみや栄養の損失を抑えることができます。

ただし、スーパーから自宅までの間に温度が上がり、食品が半解凍状態になると細胞が傷つき、ドリップが出る可能性が高まるため、保冷バッグや保冷剤を使って持ち帰ることが推奨されます。


パナソニック

パナソニックの冷蔵庫は、省エネ&清潔、ニオイ移り防止にも強いと評判です。

・「AIエコナビ」は、庫内にある食品の量や温度、ドアの開閉頻度などをセンサーで検知し、冷却の強さを自動で調整(最小限の電力)で省エネモード運転をしてくれるため、お財布に優しいと人気です。

・「ナノイー」技術で冷蔵庫内の空気を清潔に保ち、食品のニオイ移りを抑制
「ナノイーX技術」は、微細な水の粒子が庫内のニオイ成分を包み込み、除菌・消臭効果を発揮する仕組みです。これにより、冷蔵庫内の空気が清潔に保たれ、異なる食品同士のニオイ移りを防ぐことができます。

生活リズムに合わせて省エネモードに切り替わるため、「ナノイー」技術で庫内の空気を清潔に保ちつつ、生活スタイルに合わせて賢く省エネ運転をしてくれるのが魅力で、食品のニオイ移りを防ぐ機能も充実していいるため、使いやすさとお財布にも優しいと定評があります。


日立

日立の冷蔵庫は、作り置きのおかずや生鮮食品を、長くおいしく保存できる点が高く評価されています。

特に「まるごとチルド」や「新鮮スリープ野菜室」など、保存環境にこだわった機能が充実しています。

・「真空チルド」は、庫内の空気を吸引して真空環境を作り出し、食品の酸化を抑えることで鮮度や栄養を守ります。
・「まるごとチルド」は冷蔵室全体を約2℃の低温・高湿度に保ち、食品の乾燥や菌の繁殖を防ぎます。
・「新鮮スリープ野菜室」では、野菜の呼吸を抑えることでみずみずしさを長持ちさせることができます。
・「エチレン分解フィルター技術」によって野菜室内のエチレンガスやニオイ成分を分解し、鮮度保持と消臭効果を両立しています。
🌬️ 真空チルド:酸化を防ぐ仕組み
真空チルドは、チルドルーム内の空気を吸引して約0.8気圧の低圧状態にすることで、酸素濃度を下げて食品の酸化を抑える技術なのです。

酸化とは、空気中の酸素が食品の成分(脂質や色素)などと反応して変色したり、風味が落ちたりする現象のことをいい。酸素が少なくなると、こうした反応が起こりにくくなるため、食材をそっと眠らせる保存方法といったイメージと言えます。

❄️ 約2℃の低温・高湿度:菌の繁殖を抑える理由
菌は温かくて乾燥した環境を好むことが多いのですが、約2℃という低温では菌の活動が鈍くなるとされています。さらに高湿度に保つことで、食品の表面が乾燥せず、ひび割れなどから菌が侵入するのを防ぐ効果が期待できます。

湿度が高いと聞くと「カビが生えるのでは?」と思われるかもしれませんが、冷蔵庫内の温度が低いため、カビの繁殖も抑えられるということになります。

🍃 エチレン分解フィルター:熟成と老化のバランスを整える
野菜や果物は収穫後も呼吸おり、エチレンガスという植物ホルモンを放出しています。このガスは熟成を促すのですが、放っておくと老化も進めてしまうことにもなります。

そこで登場するのがプラチナ触媒。このフィルターはエチレンガスを分解し、炭酸ガスを発生させます。炭酸ガスは野菜の気孔を閉じて呼吸を抑える働きがあるため、野菜を「眠らせる」ように保存させることが可能とせれています。

この技術は、北海道大学との共同研究で生まれたもので、光や熱を使わずに冷蔵温度だけでも働くところが魅力とされています。

どのアイテムも、自然のリズムをうまく利用し、食材の命を少しだけ長く保つ工夫が生かされています。


シャープ

シャープの冷蔵庫は、野菜の保存に強みがあり、特に「雪下シャキッと野菜室」や「プラズマクラスター」など、鮮度保持と清潔性にこだわった機能が充実しています。

【消臭技術】「プラズマクラスター技術」イオンの力で庫内の空気を浄化。ニオイや菌を分解して清潔な環境を保ちます。

  • 「雪下シャキッと野菜室」は、野菜が雪の下で甘みを増す自然の仕組みを応用し、低温・高湿度環境で保存することで、野菜の甘みやみずみずしさを引き出します。
  • 3面輻射冷却と「うるおいガード」により乾燥を防ぎ、ジャガイモやニンジンなどの甘味成分が最大20%アップするという実証結果もあります。
  • 「プラズマクラスター」技術は、イオンの力で庫内の空気を浄化し、浮遊菌やニオイ成分を分解。野菜室全体に広がるイオンが、野菜の表面に付着した菌を除菌し、清潔な保存環境を保ちます。
  • 「COCORO HOME」機能では、冷蔵庫が献立の提案や買い物メモの管理など、音声で家事をサポートしてくれるため、忙しい毎日にも便利です。

🌿 雪下シャキッと野菜室:甘みを引き出す保存環境の仕組み 野菜は寒さにさらされると、身を守るために蓄えたでんぷんを糖に変化させます。シャープはこの自然現象を応用し、野菜室を低温(約2~5℃)かつ高湿度に保つことで、野菜の甘みを引き出す環境を再現しています。


東芝

東芝の冷蔵庫は、昔ながらの家電メーカーということもあり人気がある印象ですが、2016年から中国の美的グループのもとで製造・販売しています。ただし、東芝の技術や知的財産、従業員も引き継いでおり、40年間のブランド名 使用権も保有しています。
そのため、コストを抑えつつ、東芝の各技術力も保たれていると言えます。

🛡️ AG+抗菌・UV除菌
銀イオン(Ag+)を庫内部品に配合し、菌の繁殖を99%以上抑制。
UV-LED除菌と組み合わせ、広範囲に清潔な環境をキープ。
脱臭効果もあり、庫内のニオイを軽減。

🌟 銀イオン(Ag+)技術の効果
銀イオンは、微生物の細胞膜にくっつき、細胞の働きを妨げることで菌の繁殖を防ぎます。 特に、たんぱく質やDNAの働きを阻害することで、菌が増えられなくなるとされ「99%以上の抗菌効果」があると言われています。

🌞 UV-LED除菌の仕組み
UV-LEDは、紫外線(特にUVC波長)を発生させ、菌やウイルスのDNAを破壊し、不活性化させる技術です。 また、LEDなので省エネであり長寿命、さらに医療機器や空気清浄機にも使われてる技術です。

🌬️✨銀イオン(Ag+)とは

銀イオン(Ag⁺)の(Ag)とは、金属の銀(Silver)を指し(+)はイオン(電子の粒)のことを指しています。
通常時の金属(銀)は磁石で言うプラスとマイナスが釣り合っている状態であり、刺激を受けることにより科学反応を起こすことで、プラスとなります。
イメージとしては、冬場に金属に触れると静電気が起きるようなイメージです。
放出したがわが、電子(電気)を失った状態を(+)と言い、ダメージを受けた側が(-)になるような状況をいいます。
それにより(電子を直接ぶつけるわけではありませんが)電子で菌にダメージを与えているイメージです。

抗菌技術に使われる銀イオン(Ag⁺)は、銀が水や空気中でイオン化した状態で、微生物の細胞に入り込んで働きを妨げることにより、菌の繁殖を防ぐ効果があります。

東芝の冷蔵庫に搭載されている「AG+抗菌・UV除菌」技術は、庫内を清潔に保ち、食材の鮮度を守るための工夫が詰まっています。銀イオン(Ag+)は微生物の細胞膜に作用し、たんぱく質やDNAの働きを妨げることで菌の繁殖を99%以上抑制する抗菌効果を発揮します。

一方、UV-LED除菌は紫外線(UVC)を照射することで菌やウイルスのDNAを破壊し、不活性化させる技術で、省エネかつ環境にやさしいのが特徴。さらに、庫内の脱臭には活性炭や脱臭炭などの吸着素材が使われ、ニオイ成分を取り除くことで清潔な空間を維持。これらの技術が組み合わさることで、冷蔵庫内は菌の繁殖を防ぎながら、食材のニオイ移りや不快な臭いも軽減され、安心して保存できる環境が整えられています。

❄️ 低温チルド(氷結晶チルド)
食材の表面に薄い氷膜を作り、酸化・乾燥を防止。
0℃前後の温度帯で、肉や魚の鮮度をキープ。
解凍せずにそのまま調理できる硬さなので、時短効果もあります。

🥬 うるおいラップ野菜室
高湿度で野菜の乾燥を防ぎ、シャキシャキ感を約10日間キープ。
ラップなしでも鮮度を保てる。
エチレンガス分解で老化を抑制。
UV除菌で野菜表面の菌を抑え、ニオイも軽減。

💧 ミストチャージ+摘みたて野菜室
「ミストチャージユニット」が1日20回以上うるおい冷気を送り込み。
ミストで湿度を調整し、乾燥&ニオイを防止。
野菜の鮮度を長持ちさせる秘密兵器!

東芝の冷蔵庫は、庫内の脱臭に活性炭などの吸着素材が使われており、ニオイ成分を取り除くことで清潔な空間を維持しています。
加えて、「低温チルド(氷結晶チルド)」では、食材の表面に薄い氷膜を形成することで酸化や乾燥を防ぎ、0℃前後の温度帯で肉や魚の鮮度をキープします。そのため解凍せずにそのまま調理できることから、調理の短縮(時短)にもつながる便利な機能と言えるでしょう。

野菜室には「うるおいラップ野菜室」や「ミストチャージ+摘みたて野菜室」といった高湿度技術が搭載されており、乾燥を防ぎながら約10日間シャキシャキ感を保つことができる。ラップなしでも鮮度を維持できるほか、エチレンガスの分解によって野菜の老化を遅らせる効果があります。さらにUV除菌によって野菜表面の菌を抑え、ニオイの発生も軽減されます。

加えて「ミストチャージユニット」は1日に20回以上のうるおい冷気を送り込み、庫内の湿度を最適に保つことで、野菜の鮮度を長持ちさせる役割を果たしています。


番外編

AQUA:ハイアールグループ傘下(元:三洋電機)

AQUAとハイアールの関係と部品の違い
AQUAは三洋電機の白物家電部門を引き継いだブランドで、現在はハイアールグループの一員として活動していますが、日本国内で独自に開発・設計されている製品が大多数を占めています。

特に冷蔵庫や洗濯機などは、京都や埼玉の開発拠点で日本の生活スタイルに合わせた設計がされており、細かい使い勝手や静音性、消臭機能などにこだわっています。

一方、ハイアールは中国本社の設計思想に基づいた製品が中心であり、シンプルでコスト重視のモデルが多いとされています。そのため、価格も抑えられており、細かな機能も控えめに設計されています。

ハイアールとAQUAとでは、同じグループでも製品の中身や設計思想は異なると言えるのですが、 部品の一部は共通している可能性もあります、ただし、AQUAは三洋の消臭技術(AQUA 間接冷却チルド チルド室を間接的に冷却することで、乾燥やニオイの発生を抑える設計)などの技術をベースに日本仕様にもこだわった製品として、独自の路線を歩んでるといえます。


人気の海外ブランド

LG(韓国) 日本では少し前まで「安いけどどうなの?」って見られていましたが、今では有機ELテレビや衣類ケア家電「LG Styler」など、ユニークで高性能な製品が人気上昇しており。特に「花粉ケア」「シルクケア」など、日本向けにカスタマイズされた機能も好評で、ホテルやグランピング施設でも導入されてるようです。

ハイアール

ハイアール(中国) 世界的には家電シェア上位の大手メーカーで、日本では特に一人暮らしや新生活向けの冷蔵庫・洗濯機が主力商品といえます。シンプルで使いやすく、価格も手頃なため、コスパ重視の層に支持されています。近年ではデザイン性も向上していると評判で、見た目もスッキリしていると言えるのではないでしょうか。

・「マイナス温度冷却」技術で、食品の鮮度をしっかりキープ
・静音設計で、夜間でも気にならない運転音
・シンプルな操作性とスタイリッシュなデザインで、使いやすさ抜群

静かで省エネ性能も向上してきており、シンプルなデザインもあり、コスパ重視の新生活ユーザーにも好まれています。
ハイアールの冷蔵庫には一部モデルで「除菌脱臭フィルター」が搭載されているモデルもあり、ニオイの軽減にも力を入れています。ただし、ニオイの種類によっては完全に消臭できないこともあるようなので、市販の脱臭剤を併用すると良いとされています。


LG

LGの冷蔵庫には、「InstaView Door-in-Door」や「Hygiene Fresh+™(ハイジーン・フレッシュ プラス)」など、便利で高機能な技術が搭載されています。

・「InstaView Door-in-Door」技術でドアをノックすると庫内を確認可能
・Wi-Fiを活用したスマート連携で、外出先から設定変更や庫内確認が可能
・「Hygiene Fresh+™」は、冷蔵庫内の空気を清潔に保つための除菌・脱臭技術です。

「InstaView Door-in-Door」は、ドアをノックするだけで庫内を確認できる仕組みで、冷気を逃がさず省エネにもつながります。
また、Wi-Fiを活用したスマート連携により、外出先から冷蔵庫の設定変更や状態確認ができるのも魅力です。

「Hygiene Fresh+™(ハイジーン・フレッシュ プラス)」という技術が使われており、多層フィルターとUV LEDライトの組み合わせで、庫内の空気から菌・ウイルス・ニオイ成分を除去し、食材が触れる空間そのものを衛生的に保ちます。特に高機能モデルに採用されている技術で、食品のニオイ移りや劣化を防ぐ効果があるとされていますが、定期的な掃除と密閉保存が基本的に推奨されているようです。


最後に一言!

冷蔵庫選びには各メーカーの機能が自身のライフスタイルに合っているかを重視することが大切と言えます!消臭、除菌、冷却技術1つとっても、実は様々な方法があり奥深いと言えるのではないでしょうか。

だからこそ、スペックだけでなく「暮らしの中でどう感じるか」を大切にしたいものです。冷蔵庫はただの家電ではなく、毎日の食と空間を支えるパートナー。自分にぴったりの一台に出会えるよう、じっくり選んでみてはいかがでしょうか。

以上(夏の必需品、冷蔵庫を選ぶポイントを紹介)の記事でした!。

コラム,家電

Posted by admin